カテゴリ:生薬( 5 )
葛根(カッコン)
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秋の七草にも数えられるクズの花。その根の部分を乾燥させて使う生薬は、葛根(カッコン)と呼ばれています。
この葛根の主な成分は「デンプン」や「イソフラボン配糖体」で、汗をかかせたり、解熱、鎮痛、肩・首筋のコリをほぐすのに使用されています。
葛根の含まれる漢方薬には、葛根(カッコン)湯、葛根紅花(カッコンコウカ)湯などがありますが、葛根湯の名前などは、漢方薬の名前として耳されたことがあるという方も、多いのではないでしょうか。
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by 45ks | 2005-06-06 20:44 | 生薬
南天
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写真は、冬に赤い実を実らせる南天の花

漢方では、南天の実を乾燥させたものを「南天実」と呼び、咳止めの薬や、強壮薬として使用されています。南天の入っているお薬で、すぐ思い出されるのは、やはり「南天のど飴」でしょうか。
また南天の実には、白い実と、赤い実があり、それぞれ「白南天」、「赤南天」と呼ばれていますが、その主な作用は同じようです。

お正月飾りなどの縁起物に、南天の実がよく使われているのを目にします。これは南天(なんてん)が「難を転じる」に通じることから、よく使われているようです。家の庭先などに植えられていることも多いですよね。
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by 45ks | 2005-06-03 16:57 | 生薬
ウイキョウ
d0037062_13234790.jpg ウイキョウ、方言名「イーチョーバー」。沖縄では薬膳料理の食材としてよく知られている植物で、生薬としてはウイキョウ、または小ウイキョウとしてその果実が使用されています。その主な成分は精油(アネトール)で、芳香健胃薬として怠けて働きの鈍った胃を刺激し働くよう作用します。ウイキョウは、暖肝湯、安中散などの漢方処方に配合されています。ただし、ウイキョウは胃の働きが鈍ったときに働かせる作用がありますので、胃が働きすぎて炎症を起こしていたり潰瘍があったりする症状には適しません。また、刺激をするお薬ですから、大量に使用すると返って症状が悪くなることもありますので、その様な時には注意が必要なお薬です。〈薬剤師:高良美代子)
 
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by 45ks | 2005-05-11 13:24 | 生薬
クチナシ
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 今回は”山梔子(サンシシ)”と呼ばれる漢方生薬のお話しです。山梔子はアカネ科・クチナシの実を乾燥させたもので、その有効成分の一つである色素〈クロチン)で古くから布地の染料、沢庵漬や木具の着色など、無害の黄色着色料としても使われております。
 山梔子は、黄疸、止血、心煩などに使用され、梔子厚木湯、梔子幹姜湯、黄連解毒湯などの漢方処方に使用されています。〈薬剤師:高良美代子)
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by 45ks | 2005-05-07 13:33 | 生薬
天門冬
d0037062_1141911.jpg 黒い石灰岩の上を、背を低く構え縦横無尽にツルを伸ばす天門冬。吹き付ける海風に翻弄されながらも、野生の草花はしたたかに成長し続けている。

 天門冬(テンモンドウ) 植物名はナンゴククサスギカズラといい、その姿は名前が示すようにスギの葉の形に似ているツル状の植物です。
 天門冬は、その貯蓄根を修治(お薬として使用できるよう加工すること)したものをさします。天門冬は、咳止め、利尿、滋養、強壮薬として、麻黄升麻湯、清肺湯などの漢方処方に使用されています。ただし、胃腸虚弱で下痢症の方には向きませんので、その様なタイプの方には注意が必要なお薬です。〈薬剤師:高良美代子)
 
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by 45ks | 2005-05-02 11:44 | 生薬